第二の人生、気ままに生きる

60歳で退職しました。その後の自由な人生を記録と周辺のおもしろ情報など

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『スウィンダラーハウス』根本聡一郎(祥伝社)

一昔前で言うオレオレ詐欺ですが、今は特殊詐欺として扱われている類です。主人公のウーバー配達員の青年は、配達先で意識を失い脱出不可能な詐欺部屋へ拉致され、特殊詐欺の掛け子として働かされることを強要されます。その部屋には彼を含め6人の若者がと…

三石神社(福島県只見町)

訪問日:2025年8月28日 1 三石神社とは 只見線只見駅の近所にある神社です。 国道252号線から西側を見ると線路を越えた向こうに鳥居が見えるので、よくわかります。 3つの岩(磐座)を祀っていて、それぞれ「一の岩」「泪岩(なみだいわ)」「縁結びの岩…

奥会津へドライブ

山々の下に霧が見えるようになり、やっと盆過ぎの朝という感じになってきました。 朝だけの涼しさにつられるようにドライブにでかけました。 新潟市から入広瀬に向かい、国道252号線で只見町に抜け、金山町を通り西会津から阿賀町へ抜け帰ってくるコースです…

『狭き門』アンドレ・ジッド (グーテンベルク21)

古くから、新潮文庫の100冊や、少年少女向けのおすすめ名作本に名を連ねていたノーベル文学賞本でしたが、若いころは、受験戦争で疲弊する青年の姿でも書いてあるのだろうと思って読みませんでした。還暦を過ぎて手に取ってみると、全然違う話で、信仰と愛に…

黒毛和牛は、レバーもうまい!

イオンの夜間割引で、黒毛和牛のレバーが安く買えました。 これは、暑さを乗り切るにはよい食材です。 粉にまぶして、揚げ焼きっぽく、醤油とみりんで処理しました。 そこへ、ニラともやしを投入して、ニラレバ炒めの出来上がりです。 さすが、黒毛和牛とい…

駆逐艦歳時記(8月)野分(のわき)完成

1 駆逐艦歳時記とは 旧日本海軍の駆逐艦には、気象や樹木などの名前がついています。 その季節に合った名前の駆逐艦のプラモデルを作ることによって、シンナー臭にまみれた部屋を茶室のように風流に感じることができるかという試みです。 2月から始めて、…

アプリで食事の管理

第一生命の株主優待のアプリQOlismを使って、食事の記録を始めました。 食べたものを記録すると、カロリーや栄養素の量が表示されます。 あとどれくらいカロリーをとれるかわかるので、安心して適量の食事が楽しめます。 また、不足気味の栄養素もわかるので…

『墨龍賦』葉室 麟 (PHP文芸文庫)

戦国時代に生きた遅咲きの絵師、海北友松(かいほう・ゆうしょう)の生涯を描いています。建仁寺の「雲龍図」の他、「山水図屏風」「竹林七賢図」「花卉図屏風」「寒山拾得・三酸図屏風」など、数多くの傑作が残っているものの、すべて晩年に描かれたものです…

コメ価格高騰は、まだつづきそう。JA仮渡金額決まる。

1 米の仮渡金(かりわたしきん)とは JAが農家から買い取るコメの値段です。出来秋に仮渡金額を農家に支払い、売れ行きがよければ、次の年に追加払いがあります。 2 2025年産米の仮渡金額(新潟県) コシヒカリ(一般)30,000円(17,000円) コシヒカリ(…

『月を売った男 』ロバート・A・ハインライン(グーテンベルク21)

ハインラインの初期の傑作選と呼べる本。5篇の短編が載っていますが、表題作「月を売った男」は、中編小説といえるほどの長さがありました。アポロ計画もなかった時代ですが、人類が近い将来、月に行くとしたらという設定で、考えうる限りの知恵を絞って書…

タミヤ 88㎜砲 ジオラマ 『強敵撃破』

1 タミヤ 1/35 ドイツ陸軍88㎜砲 子供のころ(1970年代)、同じスケールの重戦車2台分の値段で売られていた憧れのキットでした。箱の中にギッシリ詰まった部品を見ると、それだけでワクワクするほどでした。それに加え、大人が作るドラマチックなジオラマ…

ブリの漬け焼き

暑い日がつづくので、日が沈んでから散歩をするのですが、イオンまで歩いていくといいことがあります。 夜8時過ぎになると鮮魚のコーナーが爆値引きになり、特にブリの切り身が安くなります。 半額以下、6.5割引きくらいでしょうか。 これを利用しない手は…

『蕎麦、食べていけ! 』江上剛 (光文社文庫)

地域おこしドタバタコメディー小説。バブルでにぎわったころも遠い昔となり、静かな温泉街となった群馬の寿老神温泉街。そこの小さな旅館に、大阪から一人の女子高生が越してきたことから物語がはじまります。ひょんなことから、地元の信用金庫に努める若者…

一式砲戦車とマーダーⅡ

第二次世界大戦中、日本とドイツでは、同じようなサイズの自走砲を作ってました。 タミヤ模型から、1/35のプラモデルが出ているので作り比べてみました。 一式砲戦車 マーダーⅡ 武装 どちらも、長砲身の75㎜砲を搭載しており、米英の中戦車相手に正面から戦…

『貧困と脳 』鈴木大介(幻冬舎新書)

サブタイトルは、“「働かない」のではなく「働けない」”体は健康なのに、だらしがない。いつも遅刻する。納品が間に合わない。一つの仕事に人の何倍も時間がかかる。そんな人をサボってる、やる気がないと非難する。働かないで生活保護を自給しているが、パ…

暮れていく空は

梅雨入りしてから、連日の猛暑のため、日が沈むのを待って散歩に出ています。 夕暮れの空は、毎日違った顔を見せるので楽しませてもらってます。 口ずさむ歌は、遊佐未森の「暮れていく空は」です。 youtu.be 「Amazonのアソシエイトとして″第二の人生、気ま…

1/35ミニジオラマ『凍てつく戦場』

暑い日が続くので、昔作った寒いジオラマをご紹介します。 ロシアの草原、初冬のころ、28㎜ゲルリッヒ砲を構える兵士です。 ゲルリッヒ砲とは、口径漸減砲のこと。直径が28㎜の砲弾は、発射されると方針の中で20㎜にまで圧縮され、1400m/秒の高速で打ち出さ…

『一億円のさようなら』白石一文 (徳間文庫)

直木賞作家渾身のエンターテインメント小説。主人公は50代の男性で、妻と大学生クラスの子供2人とつつがなく暮らしています。ひょんなことから、妻が外国へ嫁いだ叔母の遺産と株で48億円の財産を持っていることを知ってしまいます。結婚する前から、秘密に…

カマキリ、バッタの垂直飛行

マンションにコカマキリが居ました。 ここは地表から30mくらいあると思うのですけど、飛んできたのかな? 先日、ショウリョウバッタも居たので、こんな高いところまで飛んできたのだろうかと思いながら写真を撮ろうとしたら、飛翔して向かいにある駐車場の…

『ドキュメント生還-山岳遭難からの救出』羽根田治 (ヤマケイ文庫)

登山で遭難し生還した8事例が紹介されています。それらを総括し遭難の原因や生き延びる条件を考察しています。生き延びた人たちは、準備万端で臨んでいるように思われますが、ほんの少しの失敗、偶然のかさなりで滑落したり道に迷ったりしています。油断、…

お滝様 村上市の多岐神社

1 多岐神社(新潟県村上市) 新潟県の北端の村上市にある神社で、海の神を祀っています。 祀られているのは瀧津姫命(たきつひめのみこと)であることから多岐神社と呼ばれています。瀧津姫命は、宗像三女神の一人で、海・川の安全をつかさどる神であり、ロ…

角田山で出会った生き物たち(2025年8月3日)

1 ヤマユリ 真夏の女王たる風格を持つ花ですが、干ばつのため、あまり見かけませんでした。 このユリは、1本の茎から多数の花をつけていて、年季が入っている株のようです。 2 クサギ クサギの花が咲き始めていました。臭木と書きますが、花は可憐です。 …

『住友を破壊した男 伊庭貞剛伝』江上剛(PHP研究所)

日本三大財閥(三菱、三井、住友)の一つ、住友の中興の祖である伊庭貞剛(いばていごう)の生涯を描いています。幕末から明治維新にかけて、貞剛は国のために働こうとしましたが、戦場に出る機会に恵まれず、明治政府の下で司法の道に進みます。その後、叔…

避暑地にドライブ

ひさしぶりに一雨来そうな予報でしたが、猛暑なのは相変わらずです。 そこで、裏磐梯へ避暑へ行ってみようと思い立ちました。会津に向けて車を走らせましたが、午前10時ごろですでに30度を超えていました。 猪苗代湖から、北へ進路を変えると、磐梯山の山頂…

冷やし坦々そばと、高級かき氷

散髪に行って、帰りにあかね(妻)といっしょに昼食をとりました。 「冷やし坦々そば」という夏季限定で攻めたメニューがあったので頼んでみました。 タンタンメンの麺が日本そばに変わったような料理ですが、そばは手打ちのようです。 そばの香りはしないか…

角田山(浦浜コース)2025夏

そろそろ、キツネノカミソリを見られるかと、酷暑の中、登ってきました。 この時期は、暑さでリタイアした経験が3回ほどあるので、早朝から登ることにしました。 朝6時に到着しました。駐車場には1台だけ先についた車があり、ラッキーでした。 朝、一番乗…

【地元怪談】茂助地蔵

暑い日が続きますが、小学生のころ(約半世紀前)、夏になると先生に「怖い話をして」と子供たちが騒ぐものでした。地元の小学校では定番の怪談があり、今考えてもよくできた話でした。それが『茂助地蔵』です。 新潟県の奇譚・怪談・伝説・昔話の類の本があ…