1 星くそ館とは
GoogIeマップを見ていたら、道から外れた場所に、謎の施設があるのを見つけました。どうみても、そこまでの道がありません。また、名前も変な感じです。「くそ」って何? まさか「糞」?

信州旅行で近くに泊まるので、行ってみることにしました。
訪問日は2025年5月29日でした。

黒耀石体験ミュージアム(長野県小県郡長和町大門3)の入り口に星くそ館の立て札がありました。

どうやら、ここから40分くらい登山道を行くと、星くそ館があるようです。
星糞峠とありますから、「くそ」は「糞」であり、漢字だとなんなので、ひらがな表記にしたのだと思われます。
ミュージアムで受付をすると案内&説明を受け、入山がゆるされるようです。
この時点で午後3時くらいだったので、4時30分までに戻らないと登山道の門が閉じられるので時間的にギリギリくらいだと思いました。

この門をくぐり、山の中へ入ります。整備された歩きやすい道です。

クリンソウが咲いていました。

登りも階段状で無理なく歩けます。

地すべり地帯を思わせる大きな石がゴロゴロしてました。

20分くらいで到着です。案内板よりかなり近く感じました。
ゆっくりと中を見ることができます。

中は、この下の地層をそのまま建物の中に移して展示してありました。

地中にいるような迫力です。色の付いた糸のようなものが地層に張られていますが、堆積した年代を表しています。

20分に1回、縄文時代の発掘の様子を説明するムービーが地層をスクリーンとして映し出されます。年代別の糸がここで役に立つわけです。
入口の方から出口に向かって順番に場所を移動しながら映るので、分かりやすく臨場感もありました。
ということで、「星くそ館」とは、無人の施設ですが、縄文時代の工芸の歴史の一端を体験できる貴重な施設だったのです。
2 黒曜石体験ミュージアム
もどって、黒耀石体験ミュージアムを見学します。

宝石のように黒耀石が展示されています。

日本各地、外国産の黒耀石の展示もありました。

石器の作り方。

この施設では、実際に作ることもできるようですが、今回は時間がないのでパスです。
お客は、私たちだけで、時間が無いにも関わらずゆっくり見学させていただけました。観光地のような煌びやかさはありませんが、十分に煌びやかで満たされました。

言葉の由来は、解っているようで解っていないようです。何か民話がありそうですが、途絶えてしまったのでしょうか。
3 星糞の由来(自説)
自説と言うより、ただの思い付きでしかないのですが、漫画家の坂口尚の短篇『夜の結晶』に黒耀石の話があります。

黒耀石は、隕石として地上で見つかることもあり、それを見た古代人が「星の糞」だと思ったという仮説はどうでしょう。証明は難しそうですし、隕石として見つかる可能性も低いですが、ストーリーとしてはおもしろそうです。
【「夜の結晶」は下巻に収録】
「Amazonのアソシエイトとして″第二の人生、気ままに生きる"は適格販売により収入を得ています」

