そろそろ、キツネノカミソリを見られるかと、酷暑の中、登ってきました。
この時期は、暑さでリタイアした経験が3回ほどあるので、早朝から登ることにしました。
朝6時に到着しました。駐車場には1台だけ先についた車があり、ラッキーでした。

朝、一番乗りだと蜘蛛の巣地獄になってしまうので、先行者がいてくれると助かります。
麓の集落の水源である沢の水はチョロチョロとしか流れていませんでした。

新潟市の7月の降水量は、わずか3.5㎜で、平年(222.3㎜)の2%にも満たない少なさで、水があるだけ驚くべきことかもしれません。
ヒグラシのカナカナカナカナという蝉時雨の下、登っていきます。
時間と標高によって、アブラゼミ、ニイニイゼミ、エゾゼミ、ミンミンゼミと主になる蝉の種類が変わります。

肝心のキツネノカミソリは、1輪も見られないどころか、つぼみすら見つけられませんでした。
7月の雨が少なすぎて茎をのばすだけの水分がなかったのか、ただ早すぎただけなのか。平年なら1週間もすれば満開になる時期なのですが、少し心配です。もう少し経てば、開花のたよりが読めるかもしれませんが。


ツリガネニンジンの花もまともに咲いていませんね。
雨がないため、水たまりも少ないのか、蚊も少なく、いい塩梅です。
しかし、五ケ峠コースと合流したあたりで、大型のアブ(ウシアブ)の群れに襲われて、服の上から一か所嚙まれましたが、毒が少なかったらしく後遺症はありませんでした。

観音堂からの眺めは、山の上空に雲があり、そのため見通しが利きませんでした。夜には頂上付近だけ雲がかかり、そこから水が供給されているようです。
朝8時ころですが、温度計は30度あり、汗だくで、登山靴の中もジャブジャブ言うくらいです。水を2リットル消費しました。
こういうときは、しょっぱいスナック菓子をかじりながら水を飲むと疲れません。
大岡正平の小説『野火』の中で、塩を取りながら熱帯のジャングルをさまようシーンがあり、それの応用をしてみましたが、疲れを感じることなく登ることができました。
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