第二の人生、気ままに生きる

60歳で退職しました。その後の自由な人生を記録と周辺のおもしろ情報など

『一杯の珈琲から』エーリヒ・ケストナー(グーテンベルク21)

一杯の珈琲から

飛ぶ教室』などの児童文学作家として著名なケストナーの大人向けユーモア小説です。

ドイツに住む主人公がオーストリアの友人のところへ行くのに為替規制により少額のお金しか持ち出せず、ドイツでは大名暮らし、オーストリアでは無一文で暮らすという喜劇から物語がはじまります。店で珈琲を注文して友人を待っていた主人公なのですが、いつまで経っても友人が現れません。お金がなくて困っていた主人公に救いの手を差し伸べた若い女中と恋仲になってしまいます。そこから始まる複雑な物語です。
ケストナーの小説は1938年から終戦までドイツで禁書とされましたが、なぜか戦争中(1942年)にドイツで映画化されています。
それ一つとっても、この話の奇妙なおもしろさがわかるというものです。
ちなみに初版のタイトルが『ゲオルグと突発事件』、戦後新版のタイトルが『小さな国境往来』だったそうです。日本語のタイトルは素晴らしいと思いました。

一杯の珈琲から

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