第二の人生、気ままに生きる

60歳で退職しました。その後の自由な人生を記録と周辺のおもしろ情報など

『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一(中公新書)

歴史って昔の話を勉強しても何の足しにもならないと思って、学生時代は、まったく勉強しなかった私ですが、社会人になって戦国・幕末などに興味を持ち、歴史本を読むようになりました。
しかし、戦国時代が幕を開ける切っ掛けと言われる応仁の乱のことは、全然知らず、古本屋で見つけたので手に取った次第です。
日本史の中でも特筆すべき大乱ですが、どこからどこまでが応仁の乱なのか、誰と誰が戦ったのかよく分からないというのが感想です。法律があるようでないようで、権力があるようでないようで混沌とした中世の姿が垣間見れます。年貢一つにしても、誰に納めるのかコロコロ変わり、支配者も権力者も、治められる大衆も、いろいろな役割をこなしているようで、混沌としています。
結局、京都に集められた官僚が、応仁の乱で荒れ果てた京都から、自分の郷へ還ったことが戦国の始まりとなってしまったということが実情のようでした。
当時の情報力・武力・機動力では、中央集権的な支配できる範囲が、今で言う都道府県レベルだったということです。
江戸時代のシステムが如何に優れていたか実感できました。