第二の人生、気ままに生きる

60歳で退職しました。その後の自由な人生を記録と周辺のおもしろ情報など

『宇宙に外側はあるか』松原 隆彦 (光文社新書)



こういう話は、解れば解るほど、解らないことが増えていくものです。ニュートンの万有引力の法則で惑星などの動きが解ったのですが、相対性理論で、そんな単純なものではないことが解りました。しかし、量子物理学により、ミクロの世界では、さらに不可思議なことが起こることが証明されました。宇宙の始まりはビックバンと言われていましたが、それすら怪しくなり……
この本のはじめで、今まで解っていること、仮説にすぎないこと、有力な考え方とその対抗する考え方など、ハッキリと書くと著者が宣言しています。そのため、どれほど膨大な部分、確信の部分が、解っていないのかがよく解る構成になっています。
解っていないことベスト10
1 何がこの宇宙をはじめたか
2 インフレーションは本当におきたのか
3 時間と空間の本質
4 宇宙にはなぜ構造があるか
5 宇宙全体に量子論が適用できるか
6 ダークマターの正体
7 ダークエネルギーの正体
8 人間原理に意味があるか
9 他の宇宙が存在するか
10 人間に真の宇宙の姿を理解できるか
多くの謎を解いてきましたが、実は、まだ何もはっきりしたことが解っていないのが宇宙の魅力なのでしょう。