第二の人生、気ままに生きる

60歳で退職しました。その後の自由な人生を記録と周辺のおもしろ情報など

『「科学的に正しい」の罠』千葉 聡 (SB新書)

 

世の中にはびこる疑似科学とは何か、どう対処していけばいいのか。
本書は、疑似科学の代表例であるルイセンコの農業論を上げ、その広がりから、ロシア・中国に大飢饉を発生させた経緯を検証します。
一般的に科学的だと認められている科学にも、イデオロギーや社会的習慣による科学者の価値観が入り込んでいる可能性があるので鵜呑みにすることはできないでしょう。しかし、社会的に必要とされる部分も有用であり、不確実ながら使用せざる追えない場合もあること(例えば、新型コロナウィルスのワクチン)を理解する必要があります。
ほんとうの科学は、暫定的なものであることを理解することからはじめなければなりません。前提となる条件があり、その条件の外では必ずしも普遍的なものではありません。例えば、ニュートンの万有引力の法則は惑星の軌道を計算するうえでは有用ですが、一般相対性理論の時空のゆがみまでは考慮されていません。また、一般相対性理論も量子力学があつかうミクロの世界ではそれだけでは説明できない現象もあるわけです。
科学に携わる者は、その方法が十分に科学的であっても、課題の選定には価値観がどうしても関わってくるわけですし、その結論や仮説も、その科学者が所属する社会や、個人的な価値観の影響を少なからず受けてしまいます。
少なくとも、疑似科学にだまされない程度の見極めと、正真正銘の科学であっても、そこに働いている価値観まで含めて検証していかないと、時代とともに変わってくる必要性からのズレに戸惑うことになりかねません。

ウサギとカメ てつがくかふぇ♡に行ってきた。

今日は、盛況で参加者8名。

テーマは「ウサギとカメ」でした。

知らない人がいないくらい有名なイソップの寓話です。

ウサギ年生まれのガメラ派(ゴジラ派に対して)の私としては、どちらも好きな動物なので、仲良くしてほしいものです。

思ったよりいろいろな話を聞けて有意義でした。

わたしなりに気に入った解釈は以下の通りです。

1 イソップはウサギ型奴隷

イソップは紀元前600年前後のギリシャの奴隷であり、語りのうまさから奴隷の身分から解放されています。たくさんの寓話を残していることと、頭の回転の速さから、仕事を効率よく終わらせて、物語を考える才能があったのではないかと私は考えました。

当然、効率よく仕事ができないコツコツ型の奴隷を見下していたこともあったと予想されます。

(ギリシャの奴隷は、主人の所有物とされ大切な労働力とされていました。奴隷の労働意欲維持のため家族や財産を持つことも許されており、金貸しで富を築いている奴隷もいたくらいです。主人より金持ちの奴隷もいました。戦争は市民が行い、労働は奴隷の役割ですね)

2 ウサギはなぜ昼寝をしたか

最大の謎です。ウサギはゴールの後で昼寝をしてもよかったわけですが、なぜかレースの途中で昼寝をしています。

これにはたくさんの意見がでました。

ウサギは昼間の半分は寝ている性質がある。

ウサギは長距離を走るとき休み休みじゃないとスタミナが続かない。

など……前者は、ウサギを本物のウサギとして考えた場合ですが、本物のウサギはカメと意思疎通できないので、人間のように意志疎通ができるなら両者とも人間と同じ生態を持っていると考えるのが自然でしょう。

後者は、もともと、ウサギにカメに勝てる実力が無かったことになります。ただ単にウサギが自分の実力を知らなかっただけということになります。やや説得力があるとは思いました。しかし、一般的に知られている物語の解釈から離れすぎている印象があります。

一番、気に入った解釈は、ウサギは負けるために昼寝をしたというもの。

ウサギはカメのよさを知っていた→しかし、バカにしていた自分がいる→カメに謝る切っ掛けが欲しかった。

これは、イソップがウサギ型奴隷だったという前提があっての話になります。

3 イソップの考え

イソップは、仕事を手際よく片付ける人間を高く評価し、自分もそうだったのでしょう。だから、仕事が遅い仲間をバカにしていたこともあったと思います。しかし、彼らの一見不合理に見える仕事も誰かがやらなければならない仕事です。彼らがいて社会が回っていることにイソップは気が付いていたのではないでしょうか。

4 でもほんとうは……

いやいや、この話は、実力の差があっても油断したら負けちゃうよという教訓の話で、それ以上でもそれ以下でもないですよ。と言われてばぐうの音もでません。

ここまで読んでくれて、申し訳ないですが、わたしの書いた解釈は、拡大解釈そのもので、信ぴょう性はないです。

だけど、いろいろな人と話すことによって、大切なことに気が付くこともできるのが哲学カフェの面白いところです。

角田山(稲島コース)2026秋

1 稲島コース

角田山の公式7コースのうちで、もっとも登山者が多いとされるコース。距離が短く短時間で登れるのが魅力です。つまり、ずっと急登なのですが、階段状に整備されているので特に危険な個所はありません。

薬師堂や不動堂、観音堂など、神社がたくさんあり、それも魅力の一つです。

特に9合目の観音堂の広場は、角田山一の展望で、他のコースを登っても、ここまで降りてくるのが通例となっています。

2 行程

登山口には紙垂が張られていて、それをくぐっていきます。9合目の観音堂へのお参り用の道です。

1合目まで行かないうちに、大きな杉が見えますが、樹齢1000年と言われる大杉で、天然記念物になっています。

薬師堂の横には古峯神社の稲島分社が建っています。

3合目くらいのところに椿谷自然林があり、谷底には不動堂が設置されています。

欅の巨木とヤブツバキの古木が自生しています。

不動堂は、昔、コレラが流行った時に祈りをささげられた記録があるそうです。

不動堂の中の不動尊。素朴な味わいが独特です。

五合目にあるお地蔵様。

ここから、登山道が一段と狭くなり急登の階段が続くことになります。

みんな大好き、トリカブトも花盛り。

7合目手前に不動明王があります。水源を守っています。ここからの水が、5合目の手洗い場へ流れ、椿谷に流れます。

7合目からは視界が開け、刈り取りが終わった新潟平野がよく見えます。

白鳥が飛来していて、群れで飛んでいるのを確認できました。もう、冬の足音が聞こえていますね。

8合目あたりから日本海を眺望。

9合目の観音堂から、他のコースから登っても、いつもここまで足を延ばします。

新潟平野を眺めながら、お昼を頂くのでした。

ここの気温が20度で、丁度よい登山日和でした。

9合目から頂上までは緩やかな登りで、楽に歩くことができます。

スズメバチの数も減り、1匹あっただけでした。

秋の虫の鳴き声がメインとなりましたね。

 

『パンデミックの世紀』マーク・ホニグスバウム(NHK出版

 ~感染症はいかに「人類の脅威」になったのか~
スペイン風邪、ペスト、エイズ、エボラ、新型コロナ(SARS)、オウム病、レジオネラ菌、多種多様な感染症に襲われる人類は、2020年に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックを経験しました。その渦中、病院の闘病中に書かれた本書は、感染症の歴史を自分事として感じることができる迫力があります。
他の新型コロナ(SARS-CoV-2)を扱った書籍などでは、スペイン風邪の概要も解説されていますが、本書では、当時の患者の手記などを用いて生々しく描かれています。それでいて、科学的な目線を外していないのはさすがと言ったところでしょう。
また、どのエピデミックやアウトブレイクでも、恐怖と不安から、デマや陰謀論が発生し、ワクチン接種の妨害や、医師団に対しての攻撃が行われている事実です。新型コロナ(SARS-CoV-2)のワクチン接種をめぐる事態でも、記憶に新しいところですが、他の感染症でもほとんど例外なく起こっています。エボラ出血熱のエピデミックでは、ボランティアの医師や医療関係者が病気を広めていると怒った民衆に殺害され穴を掘っただけの便所に遺体を捨てられるという痛ましい事件も起きています。
ワクチンに対する不信感は、どんなワクチンにもあって、そのことで被害を広め、何万人も被害にあっている事実もあるのです。
確かに、情報を疑うことも大切ですが、科学的根拠のない情報にも注意することが必要です。
予想もしなかった感染症に出会うことが、これからの人類にとって必然でしょう。そのとき、被害を最小限にくい止めるためにも過去の事例を頭に入れておくことも有意義だと思うのです。

クオカードを消費しにいく。

株主優待で頂くクオカードが貯まってきたので、消費することにしました。

クオカードは、スーパーで使えるところが少なく、コンビニで使うことが多いのですが、ファミリーマートで使えなくなったことと、飲み物を事前にスーパーで買うようになったととなどにより、使用頻度が極端に落ちました。

そこで、新たな消費先を探していたのですが、イオンの本屋、未来屋書店で使えることが判明し、そこで消費しようと出かけました。

本は、amazonや楽天で買えばポイントが付くし、古本で買えばかなり安く手に入るので、新刊を本屋で買うことはあまりありません。

ねらい目は、アウトレットブックとアウトレット文房具です。

筆入れ1650円→500円×2

ブックカバー1420円→500円×2

『魔性の女挿絵集』1870円→990円

合計2990円

財布の中のクオカード4枚→1枚(残金2990円)

ということで、財布の中身も軽くなりました。

天の岩船で神がやってきた話

今週のお題「祭り」

わたしの故郷の村上市では、10月18日夜から19日にかけて、岩船大祭が開かれます。

岩船大祭は、岩船地域にある岩船神社の祭りで漁業の祭りとされています。

しかし、岩船神社には、面白い伝説があるのです。

1 天の岩船とは何か?

「神様が天の石船[あま-の-いわふね]に乗りお出でになられた」という伝説です。

さて、天とは、もちろん天空のことでしょう。海の祭りだから海女だって?

そうかもしれませんが、石船というのは、また可笑しな話。石で出来た船が海に浮かぶとは思えません。

また、神様が来たと言っているのですから、海女ではなかったということは明白。

となると、やはり、やってきたのは……

宇宙人!?

かぐや姫なんて超える超ド級のSFじゃないですか!

2 地域おこしにならんかな?

この程度のことは、誰でも思いついていると思うのですが、誰も言わないのですよね。

真面目な土地柄というか、なんというか。

昔ながらのおしゃぎりに、UFO型の神輿を追加するなんて案を出したら、すぐにつぶされるのでしょうね。

もったいないなぁ。

『梅雨物語』貴志 祐介 (角川ホラー文庫)

ファンタジー要素のあるホラーミステリー短編小説が3本。
どれも、いろいろな豆知識が散りばめられていて、楽しく読むことができました。
一本目:俳句の季語の扱いなどがよく書かれていて、俳句の読み方がわかります。
二本目:虫酒場の仲間たちがネタになっていて虫取りに夢中になった子どものころを思い出しました。
三本目:たくさんのキノコの性質が書かれていて、里山歩きが趣味のわたしとしては、興味深く読めました。
『黒い家』の映画が、自分にとってはつまらなかったので、読まず嫌いしていましたが、もっと、読みたくなる作家さんです。