
秋葉図書館の四季シリーズ? の『れんげ野原のまんなかで』の続編ということです。
前作を読んでいなかったのですが、続編とは知らずに購読しました。まったく問題ありませんでした。れんげ野原のまんなかに建つ田舎の図書館の新米司書の女性が主人公です。
ほのぼのミステリーで殺人事件など起こるはずもなく、身近な謎を解いていくものだと思っていましたが、突然、白骨死体が発見されることに。あっ、これは読む本を間違えたかと思いましたが、事件性はないとのことで殺人事件ではなさそうです。
しかし、殺人事件かもしれないなどとの憶測もあり、戦々恐々としている中、その謎が解けていきます。
また、既存の絵本などの内容が散りばめられていて、そちらのファンの人は、それだけでも楽しめそうです。
一応、副タイトルに四季とあるので「穀雨」「芒種」「小暑」「白露」「寒露」の5章構成になっていますが、れんげ野原のレンゲが咲くのは穀雨の時期だけなのは少し寂しいかな。
また、主人公の新米司書より、二人の先輩の方が活躍してしまい、主人公は右往左往して、間違った憶測などを語ったりするだけというのは、他のミステリーとは少し違った構成でした。
個人的には、もう少し、主人公に活躍してもらいたいと思いました。
さて、作品のタイトル『花野に眠る』の回収ですが、発見された白骨死体がなぜそこに眠っていたのか……解き明かされた種明かしがなかなか複雑で、少し微妙です。
男というのは、浮気性のヤツと、執着型のヤツに二分するのかな~。東野圭吾の『容疑者Xの献身』みたいなタイプの話が好きな人には刺さりそうです。