「野生時代」に連載されていたエッセイ集。一本10ページの中に挿絵が一枚挟んでおり、分かりやすく語られています。
古代から中世、近代に掛けての世界中のオカシナ生物がどのように解説されて来たかロマンあふれる語り口で綴られています。サイ、ゾウなどの実在の動物、アリや蝶などの昆虫、ドードーなどの絶滅動物、そして、スフィンクスやバジリスクのような幻獣など、昔の乏しい情報の中で、まことしやかに語られた物語は、不思議な世界の入り口のようです。
なぞなぞで有名なスフィンクスはギリシャ神話なのですが、エジプトのスフィンクスとは無関係(時代が違いすぎる)で、女の顔に獅子の胴体、鷲の翼を持つ幻獣だということです。混同しているイラストも多くて、自分も混同していました。
ウニの化石が雷から生まれる石として魔除けに使われていたエピソードも興味深く読みました。
一晩一つずつ読んでいくと、24日間、昔の幻想を楽しめる本になっています。
